新調したレーシングスーツへ刺繍 「zeus」様です。
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奈良県の女性のお客様2名様で、新調したレーシングスーツへの刺繍依頼を頂きました。スーツのパイピングラインに合わせて、それぞれピンクとレッドのグラデーションです。
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「zeus」というカーショップさんがそのままチーム名になっております。レーシングスーツは生地が厚いので、刺繍はかなり慎重になります。
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もちろん専用型を作成されての打ち込みです。グラデーション付けの型代は少々割増になります。
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そして後日、前身にも刺繍させて頂きました。この位置はレーシングスーツとして、製品仕上がり後に刺繍するのは不可能です。レーシングスーツをメーカーにオーダーする時と同時でないと直接刺繍は出来ません。以前より、この部分へのお問い合わせは多く、今回は後入れ刺繍での一例を紹介させて頂きます。
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元はこの状態です。
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この画像を見る限りは後入れとは分りにくいでしょうね。スーツの上から似た別生地に、刺繍した原反を貼り付け、縫合しています。
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この縫製がとても難しく、内側のファスナーは、一旦、オスメス共に解きます。
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ある程度バラして、生地端まで刺繍が来る様に内側まで刺繍された生地を回り込ませます。その状態で全体の縫製をかけていきます。高さ、左右間をドンピシャに合わせるのにはかなりの神経を使います。